最高裁・不貞相手に対する離婚慰謝料は不可

不貞相手に対しては、「不貞」慰謝料は請求できます。しかし、「離婚」慰謝料は請求不可との判決です(最高裁平成31年2月19日判決)。
本件では消滅時効が大きなウエイトを占めていました。不貞慰謝料の場合は、不貞行為を知った時から3年で消滅時効が完成します。離婚慰謝料の場合は、離婚成立時から3年で消滅時効が完成します。
本件では、不貞慰謝料についてはすでに消滅時効が完成していたため、離婚慰謝料と法律構成して請求し消滅時効の問題を克服しようしました。しかし、最高裁は、そのようなことは許されないとしたのです。

離婚後の子育てガイダンスに参加しました

「日本ファミリービジテーションセンター」主催の子育てガイダンスを受けました。講師は東京国際大学の小田切先生です。小田切先生は、離婚後のオンライン親教育プログラムを作成された方です。
このプログラムは、離婚をした人や離婚を考えている家族などを対象に、離婚が子どもと親に与える影響と父親と母親が協力して子育てをしていくための方法やコツをわかりやすく学ぶものです。
もし離婚したら、とか、離婚して子どもの様子が心配だ、という不安を抱えていらっしゃる方は必見です。離婚による子どもへの影響、その対応の方法について、子どもさんの年齢、性格から詳細に紹介されています。子どもさんのちょっとした表情や態度、実は離婚による影響かもしれません。

平成最後の離婚

今年もあと1ヶ月。平成の年の瀬も今年で終わり。及川光博さんと檀れいさんの離婚や、元貴乃花親方の離婚など、夫婦関係も終わりを迎えている芸能人夫婦の報道も目立ちます。「平成最後の離婚」と言われているようですね。今までとは違った時代の変わり方に合せて、自分達の人生に一つの終止符を自分たちの意思で打ったとも見えます。(平成の終わりと二人の終止符に関係しているのかは定かではありませんが・・)

婚姻費用(生活費)

夫婦の間で分担する〝家族の生活費″のことを「婚姻費用(こんいんひよう)」といいます。夫は会社員で、妻は専業主婦の場合など、夫の収入が妻の収入よりも多い場合には、夫が妻と子どもの生活費を負担する義務があります。夫婦関係が円満な時は適当に生活費を出し合って生活をしていますが、別居などに至ると一方配偶者の生活費が苦しくなることがあります。そのような場合、妻は夫に対して、婚姻費用の支払いを求めましょう。

重婚的内縁配偶者と遺族厚生年金

遺族厚生年金を受けることができる遺族は、「配偶者」と定められているが(厚年法59条1項)、この配偶者とは婚姻の届出をしていない事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含むとされている(同法3条2項)。では、法律上の配偶者がいるのに、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者(いわゆる重婚的内縁関係にある者)がいる場合、いずれが遺族年金を受給できるでしょうか。

DVと離婚

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、夫婦間での暴力をいいます。肉体的な暴力をはじめ、精神的苦痛を与える場合や、性的関係を強要する場合、金銭的制限を必要以上に加える場合も含みます。DV被害に遭ったらどうすればいいの?ケース1 「夫から暴力を振るわれて、怪我をした。」